自動調理家電が欲しい!と思った時にホットクックとシェフドラムで悩んでいる人いませんか?
この記事では実際に両機種を使用している筆者が比較解説して行きます。
結論を先に書いてしまうと、この2機種であれば筆者のおすすめは断然ホットクック!
じゃあシェフドラムはダメな子なの・・・?いえいえ、そんなことはありません。
シェフドラムにできてホットクックにはできないことだってあります。
以下にポイントを書いていきますので、よければ機種選定の参考にして下さいね!
ホットクックvsシェフドラム:本体の大きさ・重さ
イメージしやすいようにシェフドラムをホットクック2.4(最新型)と比較していきます。
シェフドラム | ホットクックKN-HW24G | |
---|---|---|
満水容量 | 4.5L | 4.7L |
調理容量 | 2.0L | 2.4L |
サイズ | 幅370×奥行279×高さ343mm | 幅345×奥行305×高さ256mm |
重さ | 7.2kg | 5.8kg |
消費電力 | 900W | 800W |
大きさはだいたい同じくらいですが、傾けて使うことを考えるとシェフドラムの方が設置スペースが広めに必要になります。
重さが1.4kgも違うのは支柱があるからでしょう。
また高さもシェフドラムの方が10cmほど高いため、スペースと重さで置き場所がホットクックよりは限られます。
どちらも置き場所に悩むユーザーさんは結構多いです。
というわけで設置しやすさはホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:内鍋について
内鍋の重さ
作ることができる容量はどちらも同じくらい。
では内鍋そのものの重さも同じくらいなのでしょうか?
- ホットクック2.4(フッ素加工内鍋)675g
- シェフドラム 1467g
なんと倍以上違います。
シェフドラムの内鍋は傾けて使うために深さがかなりあることが原因。
この深さのため通常の家庭用食洗機にも入れることはできません。
筆者はパナソニックの深型ビルトイン食洗機を使用していますが入らないです。
どちらもメーカーは食洗機非推奨ですが、入れられるものなら入れたい(もちろん自己責任で)のが食洗機ユーザーの本音・・・。
食洗機に入れることができるホットクックの勝ち。
内鍋の形状
ちょっとしたことなのですが、ホットクックは内鍋に持ち手があります。
シェフドラムにはありません。
汁けがある料理は最後まで器に移すために「内鍋を取り出し傾けて注ぎきる」という動作が必要になりますが、シェフドラムは持ち手がないためミトンを利用して内鍋を持つことになりかなり不便です。
持ち手があるホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:液晶表示について
ホットクックの液晶メニューは無線LAN対応機種ではメニューが日本語表示されています。
(※販売終了モデル KN-HT24B とKN-HT99Bは無線LAN及びメニュー日本語表示非対応)
このため作りたいものは本体メニューから簡単に探すことができます。
対してシェフドラムの液晶はメニュー番号が表示されるだけ。
作りたいメニューを都度レシピブックで探す必要があります。
またホットクックはレシピアプリがあり、メニューブックが手許にない場合でもアプリで料理を探すことができますが、シェフドラムには公式アプリがありません。
本体に貼付してあるQRコードはオフィシャルのレシピ集へリンクしているだけ。
そしてこのシェフドラム公式レシピ集がまた超絶使いにくいのです・・・。
最低でも材料別の絞り込み機能くらいはつけて欲しいところ。
メニュー日本語表示&専用アプリがあるホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:本体フタについて
ホットクックの本体フタはポップアップ方式になっており、ボタンを押すと本体にくっついたままパカっと開きます。(湯沸かしポットのような形状)
対してシェフドラムの本体フタは通常の鍋蓋のように上から被せるタイプです。
調理中の鍋蓋の置き場所って微妙に困りませんか・・・?
丸洗いできるのはいいのだけれど、使用中に邪魔にならない方がより使いやすいかなと感じます。
フタが本体にくっついているホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:炊飯ができるか
ホットクックでは2.4リットルタイプの場合5合まで炊飯ができます。
予約炊飯もできるので「就寝前にセットして朝炊き立てごはん」という使い方もできます。
炊飯についての詳細は下記記事をどうぞ。
シェフドラムには炊飯メニューはありません。
もちろん手動加熱で炊飯に適した調理を行うことは可能ですが、鍋が縦長であるという形状からして炊飯には不向きです。
自動調理機に炊飯機能なんてなくていいよ、と思うかもしれませんがあると意外と重宝します。
それに自動調理機ならではの「具材炒め→そのまま米を入れて炊き込みご飯」という使い方もできます!つまりあれば便利な機能なんです。
炊飯OKなホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:冷凍ゴンができるか
「冷凍ゴン」とはホットクックやヘルシオユーザー間で多用されるネットスラングで
「冷凍のままの食材をぶっこむ」という意味です。
通常の鍋しか使っていないと想像しづらいですが、ホットクックは冷凍の食材を入れても通常温度帯の食材を入れても、どちらも同じ仕上がりにしてくれます(!)。
これはホットクックの温度センサーが鍋底と天面の2ケ所にあるため。
つまり食材の温度管理を相当シビアにやってくれているおかげなのです。
対してシェフドラムの温度センサーは鍋底の1ケ所のみ。
鍋底の温度は適正に保ってくれますが、食材の温度管理まではできません。
このため冷凍のまま材料を入れると加熱不足で失敗します。
レンジ解凍等で回避できる問題ではありますが、冷凍ゴンはできた方がラクです。
冷凍ゴンできるホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:自動メニューの豊富さ
材料を入れてメニューを選べば放っらかしで料理が完成する。
自動調理家電の醍醐味ですよね。
ではそれぞれの自動メニューはどのくらいあるのでしょうか?
2023/08/09現在:
- ホットクック 514メニュー
- シェフドラム 108メニュー
ホットクックの方が5倍ほど多くなっています。
これだけメニューがあれば困ることはまずないですよね。
またシェフドラムは本体機器がインターネット非対応のため、これ以上メニューが増えることがありません。
どんどんメニュー数が増えているホットクックの勝ち。
ホットクックvsシェフドラム:じゃあシェフドラムの利点ってなに?
これまで全てホットクックの勝ち!ですが(笑)ではシェフドラムのいいところってなにかと言うと
- 揚げ物
- 低温調理での混ぜ機能
この2点に尽きます。
揚げものメニューは衣がないもの(唐揚げ系)に限られるもののとても便利。
本体を傾け回転しながら揚げることで、300ccというごく少ない油での調理が可能となっています。
またフタをしたまま揚げるので油ハネがないのもすごくいい!
揚げ物についての詳細は下記記事をどうぞ。
ホットクックは低温調理で「混ぜる」機能を使うことができません。
これは低温調理は湯煎で行うことを前提としているためです。蒸しカゴで食材を抑える必要があるため、混ぜ技ユニットを展開することができません。
ただしユーザーによって湯煎に限らない様々な使い方をされているため、低温調理の混ぜ機能は今後の機種での実装が熱望されるところ。
シェフドラムの低温調理は湯煎が推奨されている訳ではないため、低温調理+混ぜ機能を使うことが可能なのです。
これはホットクックにはない、シェフドラムならではの利点です。
ホットクックvsシェフドラム:スペックじゃ見えないメリット
筆者はだんぜんホットクック推しですが、その最大(かもしれない)理由は
ユーザー数の多さ
です。
ホットクックは自動調理家電ではトップシェア。
使っている人も多く、Twitter(X)では「ホットクック互助会」と呼ばれるほどユーザー同士の交流が活発です。
このため、使い方で何か分からない点・困った点があれば調べるとすぐに答えが分かります。
つまり使いこなしのハードルがとっても低くなるのです。
また様々なユーザーが発信しているたくさんのレシピがあるのも魅力のひとつ。
「料理上手なユーザーさんが作っているあの料理」をホットクックが再現してくれます。
一方シェフドラムはほとんどユーザーがいません・・・。
筆者はTwitter(X)でシェフドラムユーザーを見つけると光の速さでフォローするのですが(仲間が欲しい)まだ10人も発見できていません。さみしい。
したがって、シェフドラムを使っていて何か困ったことの解決や使いこなしのポイント等、自分独りで手探りで進めて行く必要があります。使い手の性格にもよりますが、これはなかなか大変です・・・。
したがって使いこなしのハードルの低さはホットクックに一票!
というわけで、ホットクックvsシェフドラム、おすすめはどっち?について記載してきました。
何か疑問点などあればお気軽にコメントなどお待ちしています!
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